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ご遺骨のゆくえ―納骨・自宅・分骨

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 1年のうち半分ほどは雪に覆われる北海道。

お墓参りのラストチャンスは10月末頃でしょうか。

「秋のお彼岸が今年最後」という方もいらっしゃるかもしれません。

今回は遺骨の行く先……納骨についてのご案内です。

納骨のタイミング

実は「この日までに納骨しなければならない」という決まり事はありません。

お住いの地域によってもタイミングは様々なようですが、四十九日(七七日)に合わせて納骨することが一般的です。

四十九日法要の後、お墓や納骨堂に移動して納骨ができれば一区切りになりますね。

まだ「お墓や納骨堂の用意がない」という場合には、三七日から四七日(亡くなってから21~28日後)の間に始めておきましょう。

しかしお仕事や相続手続きで忙しく、トントン拍子に決まらないこともしばしば……。

そんなお客様からご相談いただくのが「自宅で遺骨を保管したい」というご要望です。

自宅に安置してもいいの?

もちろん、ご遺骨はご自宅に安置しても構いません!

ただし故人様のこと、ご家族の皆さまのお気持ちの整理を鑑みて、どこかで区切りはつけましょう。

百か日やお盆・お彼岸といった仏教として区切りの日に合わせる他、長くとも三回忌(亡くなってから2年後のご命日)には納骨されることが多いです。

北海道と屋外墓地

(札幌の都市部でも木が埋まるほどですから、霊園は推して知るべし、です)

北海道で、屋外墓地にお墓がある場合には、「春が来るまではお骨をご自宅に置いておく」ということも珍しくはありません。

公営墓地などでは、冬季期間は除雪が行われない、凍結防止のために水道設備が使えないなど、積雪のために納骨だけでなくお墓参りも難しいことがほとんどです。

寒いなか、雪掻きして、お墓を掃除して……となると、なかなかの大仕事です。

その為、やはりお仏壇選びの際にも、ご自宅でのご納骨場所についてご相談いただきます。

ご自宅でのお骨の安置-お仏壇の下台

方法その1は「お骨が安置できるお仏壇」をご用意いただく方法。

床置き仏壇であれば、下台を仮の納骨場所としてご利用いただけます。

誠心堂オリジナル仏壇は多くが「下台は棚板スライド仕様」ですが、カンタンに取り外し可能です。お墓・納骨堂への納骨までは棚板を外して遺骨を安置、納骨が済んだら棚板を戻してご使用ください。

(左がスライド棚を入れた通常状態、右が棚板を抜いて遺骨を入れた状態)

ご自宅でのお骨の安置-祭壇を用意する

方法その2は「お骨のための祭壇を作る」方法。

といっても、四十九日までの祭壇のような、大仰なものである必要はありません。

棚の空いた場所や広めの机に、お骨と簡素なお参り道具※をご用意ください。

 ※香炉、花瓶、ろうそく立、お水入れなど。お仏壇から借りるのも良いでしょう。

できれば落ち着いた、通気性が良い場所を選びましょう。

一般的なお骨箱(桐箱)の幅・奥行は21~24㎝(7寸~8寸)ほどです。

少し広めに場所をご用意いただき、お写真や好きだったものを一緒に飾ってください。

お骨のお姿

火葬場で整えたそのままで結構です。

お墓や納骨堂に納める際には、納骨先の規定に従いましょう。

地域や墓地にもよってことなりますが、骨箱(桐箱)や骨壺だけの状態にするほか、サラシの布にお骨を移して納めることもありますので、事前にご確認ください。

(左がサラシの風呂敷タイプ、右が巾着タイプ)

誠心堂各店舗でもサラシの布をご用意しております。

1枚布の風呂敷タイプと、既成の巾着タイプがございます。

分骨ってしていいの?

最近は「分骨」も手元供養のひとつとして注目を集めています。

浄土真宗大谷派(門徒東)では京都の総本山への分骨もできるなど、決して禁止されているわけではありません。

ただ、万が一のことを考えて、分骨はご家族様の手で行いましょう。

なお、お寺様よっては「分骨は良くない」とお考えの方もいらっしゃいますので、ご不安でしたら事前に確認しておきましょう。

伝統的な分骨壺の他、今はさまざまなデザインの骨壺や、遺骨ジュエリーがございます。

ミニ分骨壺

(ミニ分骨壺イメージ)

大きさや色形は勿論、真鍮製や陶器製、ガラス製、木製など、素材から受ける印象も異なります。

故人様らしいものを一緒にお探しいたします。

遺骨ジュエリー

(遺骨ジュエリーイメージ)

遺骨ジュエリーは、ペンダントトップ等の背面に小さな穴があり、ほんの少しだけお骨が納められます。

通常のアクセサリーと遜色ないデザイン性のものになっています。

素材はシルバーを始め、ピンクゴールドやプラチナ、金属アレルギーの方にもお使いいただけるチタンやステンレスなど、ご予算やご要望に合ったものをご用意可能です。

自宅墓-わがやのお墓

(「わがやのお墓」イメージ)

「自宅墓」という新しい供養のかたちも登場しました。

お墓や納骨堂、あるいは海洋散骨などをご希望の場合でも、すこしだけお骨を分けることで自宅でのお参りが可能です。

墓石と同じ御影石を使い、ご供養の気持ちと郷愁を誘うようなデザインとなっています。

遺骨のゆくえ

地方の過疎化も進み、墓じまいや別のお墓・納骨堂への改葬が増えています。

北海道から親類がいなくなってしまうことで海洋散骨や合葬墓を選ばれる方も増えていますが、まったく無くしてしまうと後悔につながることも……。

悩まれたときには、分骨も一つの方法です。

またあいプランには、全天候型屋内霊園やご納骨堂もございます。

お墓について、ご遺骨の行き先についてお悩みの方は、誠心堂へご相談くださいませ。

お仏壇選びを含めてトータルでのご案内や、宗教にこだわらない方法のご提案なども!

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