クルクルと回る提灯がお仏壇の前に飾られ、家族でお墓参りやご法要に行く日。
……というのが「お盆」のイメージではないでしょうか。
「手提げ提灯」「門提灯」など、札幌圏ではあまり見られないお盆提灯をご用意する地域もありますが、たいていの地域で「お盆提灯」は必須要素のようです。
基本的には一対(=2つで一組)で、お仏壇の両脇に「道」を作るように広げて飾ります。
ご先祖様はこの道を通ってお家に帰ってきます。
家族の皆さんの、ご先祖様への感謝と救済の祈りを込めた明かりで導いてあげて下さい。
もとは「ご親戚やご友人からの贈り物」がほとんどでした。
現代はご自宅事情も様々なので、ご家族でもお部屋とお仏壇に合わせた故人様らしい柄のお盆提灯をご用意ください。
ご先祖様は7月(8月)の頭にはあの世から現世への帰路について、13日にこの世に辿り着き、一緒にお盆を過ごして、16日の夜にあの世へ戻っていきます。
1年仕舞っておいたお盆提灯は、電球が切れてしまったり、電気の付きが悪かったりとトラブルが起こりがちです。
月初には箱から出して飾り、点灯確認をして不具合があれば改善しておきましょう。
提灯は、迎え盆の13日と送り盆の16日の夜には灯してあげて下さい。
そして17日には仕舞ってしまうお家もあれば、月末まで出して置くというお家もあります。
片付けるタイミングは様々です。
ご先祖様にお家の場所を知らせるため「家紋や家名を入れたもの」が習わしとなっています。
「初盆・新盆」のお盆提灯は特に「1年限りの真っ白の提灯」が良いとされます。
あの世から自宅までの道筋を覚えたご先祖様のために、次のお盆には賑やかな回転筒(※)入りのものや、華やかな柄入り、モダン提灯などへ替えてあげてください。
ただ「1年でお役御免は勿体ない…」と、初めから柄入りの提灯を選ぶ方もいらっしゃいます。
お寺様やご家族とご相談ください。
(※)回転筒:電球の熱によってクルクルと回り、お盆提灯をより華やかにするアイテムのこと
お仏壇と同じで、大きく伝統型とモダン型に分かれます。
伝統型は多くのお盆提灯に家紋・家名を入れられます。
ここ数年でモダン型も家紋を入れられるデザインが増えました。
素材や色形は様々ですので、是非カタログや店頭にてご覧くださいませ!
三つ足の特徴的な伝統型。
回転筒付属のものも多いです。
箱に収納するとコンパクトになる組み立て式。
分かりやすい説明書同封ですが、もし困ったときには誠心堂へお気軽にご相談ください。
4種類に分かれます。床に置かない分、お部屋を広く使えます。
その代わりに、天井にネジフックを取り付けるか、専用スタンドが必要です。
電池式のローソク灯が増え、コンセントに悩まなくても良くなりました。
コロンとして丸みのある形の火袋です 。
火袋がツボの形をしていて、ほっそりとしたシルエットが特徴です。
筒型の「住吉」は縦に長く、上の金具から房の先まで約180cmのものも!
箱に収納するとサイズはギュッとコンパクトになります。
火袋が大きいので、家紋に加え、家名やお経(※)を入れることも多いです。
(※)お経:ここではお念仏やお題目のこと。例:「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」
伝統型でも、浄土真宗(門徒)限定の灯篭です。
住吉と同じく縦長ですが布や紙製のことが多く、ほとんどが回転筒付属です。
最近では浄土真宗だけれど、デザイン豊富な「お盆提灯」を「切子灯篭」の代わりに飾りたいという方が増えています。
モダン型は、ほとんどが「組立不要」で準備も片付けも楽々。
毎年新作が登場し、ご紹介しきれないほどデザインが豊富です。
床置きの筒型で場所を取らないタイプは柄違いが多く、不動の人気。
竹を使った和モダンなタイプや、高さ20cm以下のコンパクトタイプも増えています。
また、誠心堂で毎年人気があるのが「掛け置き型」!
仏壇の扉に掛けることも床置きもできる優れものです。
天井もお仏壇の扉も傷つけず、高い位置に明かりを灯せます。
お盆提灯というより、お盆をより華やかにするお飾りの一種です。
一見すると普通の造花のようですが、花弁や葉のふちに使われた光ファイバーで七色に光ります。
このタイプでは
「普段はお仏壇の彩りとして、お盆には提灯の代わりとして、1年通して飾っている」
というお話もよくお聞きします。
毎年飾って沢山明かりを灯していただくと、どうしても傷みがでてしまうものです。
誠心堂ではお盆提灯のお焚き上げも受け付けております。
お買い替えと合わせてご相談ください。
お焚き上げにつきましては、以下のコラムもぜひご参考にしてくださいませ。
モダン仏壇なら、モダン型お盆提灯。
札幌市外への贈り物やお仏壇が伝統型の場合は、伝統型お盆提灯でご購入される例が多いですね。
家紋や家名入りのお盆提灯は、ご用意までお時間が必要です。
北海道内でも札幌ほか多くの地域は月遅れの「8月15日」としていますが、函館など一部地域をはじめ全国的には「7月15日」お盆を迎える地域も多いです。
余裕をもってご注文下さいませ。
お盆提灯のご相談は是非誠心堂まで!
季節限定品ですので、売り切れ御免!
遠方にお住まいの方、札幌のお盆提灯を見てみたい方は是非オンライン相談もご利用ください。
ご先祖様を想って手を合わせる大切なひと時に、是非お盆提灯の優しい明かりを灯して下さいませ。
お盆に合わせたセールの最新情報は、≪お知らせ≫をご確認ください!
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